10月が終わろうとしている。
9月からずっと病気で、それがめずらしい。
毎年のことだけれど、古典的な「神経痛」になって、なおらない。
ピリピリと痛みが胸から下を走り回るのは、何年にもわたって経験してきたが、
痛くてがまんができず、今回はバッファリンをまるヒト箱、一週間で服用。
そうしたら、神経痛は痛くなくても、食欲がゼロ状態に。
舌が、味覚もなにもなくなり、お手上げになった。
たぶん41キロになったんじゃないの。
むかし57キロあったこともある私なのに。
こうなると、だんだん気持ちがオーバーになってお手上げだ。
死ぬかも、と思った。77才なんだし41キロだし。
ところが、こうなって気がつくと、私の周りは病人だらけの高齢者だらけ。
医者通いだってみんなが来る日も来る日も、という感じである。
身体だけじゃなくて、精神科にクスリをもらいに行く人だってけっこう多い。
つまり神経痛で死んだという話はきいたことないと、けっこうみんなが
言わないけど思っている。みんなのほうが、よっぽど大変なのだ。
こういう環境といいますか、多摩市の私たちみんなの現状が、
どういうわけか、気がつけば、温かくきっぱり私をかこんでくれていて、
雨ばっかり降って天気最悪、コロナコロナと世界中が騒いでいるというのに、
やっぱりコロナにもならず神経痛からも回復した。
うれしいじゃないですか。
毎日、痛い痛いと思って、バッファリンづけ、食べられないし、
ヨコになって眠ってばかりだというのに、団地が13年ごとの大行事に突入。
13年目の大規模修繕工事だとかいって、順番に住居が黒網をかぶる。
問答無用の約束だから、
家屋の周りにびっしり置き放題にした、13年分の花やら植木鉢やらを、
期日までにどけなきゃならない。
仕方がないからかたづけたけど、
まあ、すごい1か月だった。