土曜日。甲州街道はクルマの行列。
神代植物公園は閉鎖中。なぜだろうかと解せない。
深大寺も、お寺周辺のお店やさんも、ちゃんと営業しているのに。
植物公園ならば大気のもとにあって比較的安全だろうに、残念だ。
梅の花も桃の花も、みられなかった。
ま、いいか。
多摩市ならば、公園は出入り自由だし、入場料もいらないし。
帰りに瓜生緑地による。ここの樹木は本当にすばらしい。
のびのびと、樹木の自然を考慮して造園がおこなわれたのだろう。
殺人みたいに枝を伐り刻まれたあとがない・・・
お池のそばにカラスが一羽。
ボール蹴りをはじめたら、身体中いたくって柔軟体操もいやで。
膝の屈伸もままならないし、やっとこさ血のめぐりがよくなって、
帰って来た。
帰ったら郵便受けに大学時代のクラスメイトから手紙がきている。
私と息子と、それぞれにあてた手紙と図書券が厳重に封をして。
文学部の教育学ともだち。
月曜日に私はふたりの80代の保母さんに会いにいったけれど、
保母さんってみんな、しっかり似ている。
手仕事のひとなのだ。いつまでも元気だし、筆まめである。
保母さんだった人って、大勢の仲間とずっと変わらず楽しそうに交流する。
交流相手も、見れば年々大幅(おおはば)に、
幼児が大人になっても、父母が年寄になっても、
職場がいっしょだった友人がとんでもなく遠くに引っ越しても、
宇宙の星雲のごとく、保母たる彼女たちの人間関係は、途切れたりしないのだ。
しかも、である。
トシをとればとるほど、しっかり賢くなっていくのだから、まあすごい。
彼女たちは、なにかの都合で連絡しなくなる、なんていう動物じゃない。
保母を生業(なりわい)にした人は、怠惰と絶対的に無縁なのである。
そういう職業・・・子どもたちを笑わせたいからやっぱりユーモラスだし。
たぶん、こういう人たちが、どうにかして民主主義を再建するのですよね。