一日中、いろいろな用事をかたづける。
とにかく。
健が夜勤からもどり朝8時に朝食。11時まで仮眠。
急いで所沢へ。父親の入院していた先へ事務手続きに出かける。
立川周りのルートをとったのが失敗で2時間半もかかった。
空気が熱気をはらんで、おそろしいようだ。
冷房しないで走りたいがとてもそんなことはできない。
たぶん外は37度とか38度とか。
街路を柵につかまりながら、いまにも倒れそうな老人がよろよろと歩いている。
鼻に綿をつめていたけど、と健がいう。
眼がよく見えないので私にはそこまでわからない。
立川みたいな大都市に住んでいるなら、お金はあるのだろうか。
こんな身体で病気のおじいさんが、炎天下買い物に出るなんて、
うすべったいスーパーの買い物袋、ポリの・・・。
独り暮らしなんだろうか。
それとも病気のお婆さんをかかえているんだろうか。
こんな風景が、ふつうのことになったなんて。
がっかりするほどクルマではしって、
やっと食事をする。
自然食のバイキング、一時間コース。
健お気に入りのレストランで、ランチだと安い。
病院にいく、というとここに寄る。
私が小食のきわみなので、健が1時間以内でものすごくたくさん食べる。
料金をとり返そうとして。
ろくに眠っていないのにこんなにお腹いっぱい詰め込むなんて、
あとの運転がまた長いからと思って、私は自動車事故が心配。
病院。
ここのケースワーカーと看護士さんにお世話になったけれど、
院内の空気はますます暗くまこと医療崩壊の気配。
今朝電話を入れた? 約束?
はあ、そうでした?
・・・感じが悪いと言うのじゃない、連絡されてもなんにもしない、
できないのだ。できなくてあたりまえなぐらいひとの手が足りないのだろう。
ていねいで、そしてきっちり投げやり。
かんたんな事務上の約束も、はじめから果たす気がないというかんじ。
用事がおわって、帰宅。
途中コンビニで、書類をだして。入金。
それから、ながい、ながい、帰宅の・・・。
あやうい時間、最後にうどんやさんでばんごはん。
ふたりで1000円かからない。
もうくたびれちゃって、
うちに帰ると9時だったし、私は歯を磨いて寝てしまった。