My Mother said that I never should play with the gypsies in the wood, The wood was dark; the grass was green; In came Sally with a tambourine. I went to the sea-no ship to get across; I paid ten shillings for a blind white horse; I up on his back and was off in a crack, Sally tell my Mother I shall never come back. -Songs of Mother Goose-
2015年10月15日木曜日
ギリシャからの絵葉書
遥がギリシャへ出かけたのだという。
小包が到着。
クレタ島はオランダとちがってまだ暑いほど、バカンスのような感じと、
弟にメールで言ったそうだ。
美しいところで、いつかみんなで一緒に行きたいと思っているって。
小包は少々重たくて、包み紙の裏にオリーブオイルと記述がある。
でもそこには石鹸も入っていて、絵葉書も、それから
蓄音機にとりついて音楽をきく帽子男の、オレンジ色のTシャツも入れられていた。
もちろんオリーブオイルのしゃれた小瓶もあった。
絵葉書。
木目の机の上に青い無地のマグカップ。
その向こうに小説のような茶色の表紙の本が開かれて、
手前のページを柔らかいシーツのように掛けて!女の子が眠っている・・・。
遥の手紙。
『 お母さん、健へ
ちょっと遅くなってしまったけれど、ギリシャ(クレタ島)に行った時のお土産を
送ります。お土産だから、たいしたものはないんだけど。
日本では安保法案が通ったけれど、ギリシャは移民がシリアから押し寄せて
きていて大変です。経済が破たんしてるのにね。シリア危機の原因であるア
メリカは知らんぷりで空爆してるし、これから日本がここに手を貸すのかと思う
と、イヤになるね。けど、ギリシャじたいはのんびりとして、良い所だったけど。
またね 遥 』
遥へ。
あなたの絵葉書を手にして、持ってあるく・・・。
お母さんの耳の奥で、遠く小さく、
・・・わぁーわぁーと泣き声がすることに、遥の葉書を読んで気がつきました。
毎日のことで忘れたようにしているのだけれど、
にこにこしてくらしているのだけれど、
安保法案不正通過成立以来、いいえ、2011年3月の福島における原子炉爆発以来、
私は毎日泣いているのだと思いました。
私たちの胸のそこのここで。
本当はずーっと。