My Mother said that I never should play with the gypsies in the wood, The wood was dark; the grass was green; In came Sally with a tambourine. I went to the sea-no ship to get across; I paid ten shillings for a blind white horse; I up on his back and was off in a crack, Sally tell my Mother I shall never come back. -Songs of Mother Goose-
2016年7月13日水曜日
スズメくん
カレンダーを見ると燃やせないゴミの日。
ゴミ袋を提げて、ゆっくりゴミ集積場にいくと、
徹夜をして夜明けなので、金網の中にはまだ袋がひとつだけ。
めったにないことに、四角いゴミ箱の中でチラチラ動くものがある。
ちゃんと見ると、まあめずらしい、小さいスズメが中にいた!
入ったはいいけれど出られなくなったのだろう。
団地のゴミ箱は、ちょうど大きな鳥カゴのような具合だ。
カラスやネコの爪を避けて、金網を目の細かいアミでまた補強してある。
スズメの羽音は小さいが、あっちにゆきこっちにゆき、たいへんで、
「ほらほら、どうしたのいったい?」
フタをそっとあけてやると、もちろんすぐ出て、
ワサワサシューッとはすかいに飛んで行ってしまった。
東の方に行ったけど。
そこには今でも、だれかが待っていてくれるのか。
真剣な、こわばった目をしていて、
こわかったんだろうと、それだけがくっきりと目に残った。