My Mother said that I never should play with the gypsies in the wood, The wood was dark; the grass was green; In came Sally with a tambourine. I went to the sea-no ship to get across; I paid ten shillings for a blind white horse; I up on his back and was off in a crack, Sally tell my Mother I shall never come back. -Songs of Mother Goose-
2018年2月3日土曜日
思い出す言葉
朝日が東の空で輝いているのがわかる。
空はもう明るく、木は枯れて、どこかで鳥がなにかを知らせている。
以前はよく、裏の小山にでかけて、日の出を待ち、
しばらく太陽が私を照らしてくれるまで石の腰掛けで待っていた。
いろいろなことを風が吹けば風に吹かれて思ったものだ。
幼稚園の園長になる少し前のことだった。
なにが起こるのか、なんにもわからない、
漠然とした災難の予感を太陽の光がゆっくりと大きく照らしてくれる。
早朝の散歩の人が、ふたりづれだったり、ひとりだったり。
初老のおんなの人がふたりで私を見て笑う。
「世にも幸せそうな顔をしていらっしゃいますねえ」
太陽の、あのおおらかな光の感触と、
親切な見知らぬ人の言葉を、ふいに思い出して、なつかしい。
「あなたさまは太陽がお好きなんですね」
光と影が交差すれば、光のほうが人さまには見えるわけかしら?