My Mother said that I never should play with the gypsies in the wood, The wood was dark; the grass was green; In came Sally with a tambourine. I went to the sea-no ship to get across; I paid ten shillings for a blind white horse; I up on his back and was off in a crack, Sally tell my Mother I shall never come back. -Songs of Mother Goose-
2020年3月6日金曜日
歩く努力
むかし大学で先生が、女中には料理型と掃除型がいるそうだよとおっしゃった。
なんでそんなことが話題になったのか、私以外にも女子学生がいたように思うが、
私は、ふうんお掃除も料理も両方だめだと思うばっかり、全然ピンとこなかった。
うちの歴代のお手伝いさんはどっち型だったかとその時、考えた覚えがあるけど、
それさえわからなかった。家事なんてカンケーなかったわけだ。
うちは編集者だった継母が働いて、父は在宅の原稿書き、連れっ子の私は父の
付属品、あたりまえみたいになんにもしなかった。
もしも生母が私を育てたならば、私は小学校の時からおさんどんをさせられ、
料理だって、家で仕事をしている父親に四苦八苦して食べさせたろう。
私の父は子どもが作るできそこないの料理を、おかしがって食べるような人だった。
でも、そうはならなかった。
理由はともあれ、こういうふざけた女には天罰が下る。
それから私は、3人の子どもの母親になり、めちゃくちゃに貧乏になって、
料理なんかダメ掃除もまるでダメ、ということがハッキリした。
人生もなかばになっていたころである。
母親なんだからと思うし、子どものために反省し努力し、紆余曲折あって、
今ともなると、自分は掃除型だともうハッキリ。
さて、ええと。なんでこんなバカげたことを言い始めたかというと、
歩く努力をしなさいと最近あんまりあっちこっちでいわれるので、
私は掃除型の女中で365日家中を歩き回っている、だから歩く努力は不要だと、
そう思い、ああ、うるさいうるさいと、まーなんとなく不満がつのるので、
やれやれ、なんだかもっと、もっともらしく書くつもりだったのですが・・・。