My Mother said that I never should play with the gypsies in the wood, The wood was dark; the grass was green; In came Sally with a tambourine. I went to the sea-no ship to get across; I paid ten shillings for a blind white horse; I up on his back and was off in a crack, Sally tell my Mother I shall never come back. -Songs of Mother Goose-
2018年1月23日火曜日
こわい長靴
その長靴を買ってからもう何年もたってしまった。
デボラさんがくるたび、
「コーノ長靴、素敵デスネー、ホントヨ」とほめたゴムの安物。緑色の。
あんまり雪が積もったので、遠くまでいくからと履くことにした。
とっくに古びてしまった、おろし立て。
靴の裏が、ガビガビと凸凹で、いかにも滑り止めになってくれそう。
しかしこの強面のゴム長ときたら実はとんでもない代物であって、
雪のない平らな道路を歩くとつるつる滑る、恐ろしいったらない。
氷をひっかいてガリガリ怖い音を立てる割に、
いつ滑ってひっくり返ってしまうかわからないという感じでこわい。
こわいから最初はばかばかしいけど積雪の上を歩く。
けっきょく雪から降りることにした。だって長靴をはいているんだから。
そうしたら、こわい長靴がこんどは雪がなくても滑らない。
辻褄があわない。
歩調にあわせて深呼吸を始めたのがよかったのかしら・・・。
半日ギシギシうるさい音をたて、このゴム長は4974歩ほど私を運んだ。