My Mother said that I never should play with the gypsies in the wood, The wood was dark; the grass was green; In came Sally with a tambourine. I went to the sea-no ship to get across; I paid ten shillings for a blind white horse; I up on his back and was off in a crack, Sally tell my Mother I shall never come back. -Songs of Mother Goose-
2020年1月15日水曜日
秋元議員 再逮捕
新聞は、なぜ日本語を、きちんと使わないのだろう?
今日の朝刊一面トップ記事の見出しと、見出しの説明文だけど、
本文にたどりつく前に読む気がしなくなる。これってワザとかしら。
だって、よくわからないんだものね。
秋元議員さんの IR汚職。ワイロを受け取ったんでしょ。
IR、とはなんなのだ?
記事によれば「IRとは、カジノを含む統合型リゾート」なんだって。
カジノは語源フランス。各種の娯楽施設を備えた賭博場。
リゾートは? 保養地、行楽地の、なに語? 英語でしょ?
なぜ新聞社はきちんと辞書で調べて「賭博場汚職」という見出しにしないのか。
かつて作家三島由紀夫氏が絶賛した東映映画に「総長賭博」があったが、
IRを日本語にすると、たちまちヤクザ関連の賭博話になってしまうからか。
通称「IR」を安倍政権は我が国の「成長戦略の柱」といい、「重要施策」という。
政府がいくらそう言っても、外国の単語できいたふうにまぶしても、
ガラホの単純辞書でさがせば、IRって「賭博場」のことでしかない。
賭博と言う漢字の感触。
いわく言い難い本質的な説明を、日本語というのはするのだ。
母国語だから。
母国の言葉は私たち人間の理解力のなかに、歴史を記憶させる。
学校で教えられる日本史や世界史とはすこし違うが、
庶民としての自分の時間の流れだって、自分史で歴史だ。
そうだとすると、たとえ「賭博」という文字ひとつだって、
それ相応の判断をともなった記憶を、呼び起こしてくれるのである。
がんばれ日本語!