2018年12月18日火曜日

近況


驚いたことに一年がもう終わろうとしている。
一応の仕事を休んではつなげて、やっとおしまい。
そうしたら、みぞおちが痛むのも、眠れないのも、ふらふらするのも、
スーッと退いて、私の半日は雲をながめて、じーっとする連続となった。
冷蔵庫がこわれて、エアコンが二台おしまいになって、
次はたぶん、洗濯機かもしれないし、電気釜かもしれない、
自動車かもしれない。ガステーブルもヘンである。

それらの寿命の仲間にこの私も入っているのかもしれないと思うと、
余計に硝子戸の向こうにひろがる空がなつかしい。
冬の立ち木の向こうに、相模湾のような、青い海のような空があり、
さらに東上空、湧き立つ灰色の雲海が遠くの街のようだ。
空を見ながら多摩丘陵の家のソファから海を見る。
そんな日もある・・・。
今日はおおきな虎が一匹、西に流れて考える。
昨日の虎は東へ流れて行き、彼の巨大な頭の上には翼の片方ちぎれた鳥がいて
カラスだと思ったっけ、などと。