2018年8月22日水曜日

バスケ4選手が買春


8/21東京新聞の朝刊を手にとって、第一面をみると左上段に概略こうある。
 日本オリンピック委員会によると、ジャカルタ・アジア大会に出場した代表選手4人が、試合後売春行為をし、代表認定取り消し、事実上選手団追放となった。
彼らは試合後、日本選手団の「JAPAN」のロゴ入り公式ウエアで選手村から外出、
食事飲酒のあと、女性を紹介されホテルへいき、9000円を支払って買春行為に
及んだのである。
 新聞の27面を見れば、帰国後の記者会見の写真、公式ウエアを着て、並んで
謝罪している。個人的買春の恥の国家的処罰にこれ以上の方法があろうか。

・・・記事をとくとくと書いた記者の態度に、だんだん腹がたってきた。

なんの配慮も加えず、よってたかって選手の恥を公表するオリンピック協会の指導者が
おそろしい。その指導者の「まずはオリンピック」というご都合主義になんの疑問もも
たず、顔写真をでかでか公表する東京新聞の紙面構成が、無残なものに思われてならない。なんという雑な上から目線だろうか。

自分がもしこういうことをやらかして、と想像する人はいないのか。
時代劇のお白州に引き出されて。買春行為で全国に顔をさらして。
当面の報道には、軽率で恥知らずで無考えな20代の4人の、これから先の人生を心配
した痕跡がひとつもないが、そんなことはどうでもいいのか。
資格剥奪も、選手団追放も、ここに至るまでの彼らの長い選手生活を考えるならば、
充分な罰である。

まともな反省には時間が要るものだ。
時間をかけてよく考える権利こそ、人権の基礎ではないか。
昨今の国会を思うに、議員ならば破廉恥行為も罰されず、若いものなら資格剥奪、全国
民に顔を見せて一律お詫びという形式。
いつかなにかの折りに、私たち国民の運命にこの不公平が割り込んでこないと、
いったいだれが言えようか。