2013年6月13日木曜日

朗読発表会(6/30)の準備着々


チラシとハガキの準備ができ、バザーにだす外国製フクロウの数々の値付けも完了。
発表会の場所は長池公園の自然館(ネイチャーセンターという)で、
なんといいましょうかフクロウさんにはピッタリの環境。
フクロウ・グッズはみっちゃんの寄付、
世界中を旅行していた母上がフクロウを集める方だったのである。
みっちゃん、ありがとう。
なんとかして、あれをちょうだいねと寄付をせまって、
ごめんなさい。

肩のこらないユーモラスな音楽もと思ったけれど、
マイクその他の音響用設備がないところだから、けっこう難しい。
考えてみれば、そうよね。
そういうものがあったら「ネイチャー」とはいいにくい場所に、なるわよね。
ほんとはコオロギさんちの戸をたたき、スズムシさんちの窓をのぞいて、
セッションをとお願いするのがよいはずと思うけれど、
秋じゃないから時期もわるいし、
あっちから見ればこっちは、巨人ほどに大きいニンゲンだもの。

けれど、やっぱりちょっと楽しみたくて、楽しんでいただきたくて、
makimakiのシンセサイザーによる演奏をすこしばかり。
この人は私にとって魔法のランプみたいな人である。
幼稚園で働いていたとき、
いつか子どものための、すごく単純で気持ちのいい「遊んで動ける音楽劇」を
ふたりで創ろうと、私は考えていた。
慣れない園長仕事にくたびれて、モト本までmakimakiに渡してたのに、
それができなかったのは残念だった。

ま、いいか。人生はかなわないユメの集積。
今回は、魔法のランプmakimakiに、
スズムシさんやクツワムシさんやの代わりに、楽しく奏でてもらいましょう。
ところでかんじんの朗読をする8人は、一生懸命準備している。
声がとどかないかもしれない、気持ちがとどかないかもしれないと心配しながら。
でも、いいじゃない、知ってる人にくつろいでもらえたら。
・・・45人しか入れないちいさな会場での朗読。
みなさん、45人に聞こえる声を、なんとか出せるようになりましょう。
だってマイクがないのよ、ネイチャーだと。

練習のとき、私はいつも吹き出してしまい、笑ってしまい、
それから、時々泣きそうだった。
こういう時間が創りだせるということが、朗読の会の実力だと思っている。
文学をまん中に、感情と論理を交差させ、発表の日のために神経をとぎすます、
そこでつい自分のことがおかしくなっちゃって、みんなでワーッと笑うなんて、
そんなこと、ふつう、めったにできないでしょ。