2018年4月5日木曜日

パーティ


とりあえず撮影が終わったので、打ち上げの会をすると電話があり、
ご参加くださいといわれて、オウムがえしに「はい」と言ってしまった。
電話を切ってから後悔、パーティ・・・行きたくない。

「あの日のオルガンー疎開保育園物語」
というタイトルになった私の36年も前の著作の映画化、
突然、幼稚園の園長にと言われた時もおそろしかったが、
むりにもがんばってこらえたけれど、
どんな時も、
新しい分野での門戸開放に応えれば、孤立して苦しいことが多い。

映画、だなんて。
年をとってから急に実現した新開地。
ミラクル。

原作者という立場は映画というチームワークの埒外にいる。
 プロデューサーがふたり、寛容な方々だったので、
だんだんに落ち着いたけれど、
なんてまあ、無理で、ド派手な成り行き。
だれだってビックリする、誰だってついていけない、
 臆病なのはおまえだけじゃない、
そう自分に言い聞かせて、今までなんとかきたが、
なんだって・・・クランク・アップのパーティかあ、と。