2015年11月5日木曜日

買いすぎの野菜とたたかう


山のあたりの野菜売り場で、巨大な聖護院大根とふつうの大根と、なんのかんの、
安いし新鮮だし、ついつい買ってしまって今ごろこまる。

とりわけ聖護院大根の葉っぱがこまる。大きすぎてうちの台所におさまらない。
やわらかくておいしそうだけど、棕櫚の葉ほどもあって、これじゃ洗い物もできない。
なんでこんなの買っちゃったのか、私なんか実力ないのに。
一日たってやっと決心してよく洗い、ザクザク包丁で切ったら、
とてもすなおな柔らかい葉っぱなのに肩が凝ってしまった。
大きいボールに山盛り二杯分もあって、でっかい中華鍋でもぜんぶは炒めきれず。
中華鍋に鷹の爪とニンニクと胡麻油を放り込み、緑の山をお菜箸でぐるぐる。
そこに鳥手羽の蒸した残りがあったから、手で割いてふたつ(それしかない)放り込む。
鳥手羽を入れたんだから、チキンスープの素で味を締める、というか。
それで最後にうちのだし汁でもって味を調節。

いいけど。
味もわりにいいみたいだけど。これでやっと半分。150円だったのに。
だれが食べるわけ? うちにはふたりしかいないのに。
おすそ分けと思っても、料理の腕がイマイチなのでとてもそんな度胸がでない。
この団地もいいんだけれど、必殺料理人みたいな奥さまがおおすぎて。
夜もおそいし。明日は出掛けるし。
こんな時、みっちゃんの家が近かったらいいのにとカンシャクが起きる。
・・・インゲンにチェリートマト2袋に、ジャガイモ玉ねぎは長持ちするからいいとして、
長ネギ、春菊、ぜんぶで1260円だった。柚子なんてふたつで100円。
柚子をつかって漬物をつくるつもりだったんだなー、私はあの時。

聖護院大根には大きな葉っぱがあるけど、大根のほうが料理の中心に決まっている。
にげることもできないのである。