2016年5月12日木曜日

朗読サークルの日


めずらしい人が久し振りに参加したこともあって、
100年ぶりにみんな集まった、みたいな気がする。

幼稚園で会ったきりの少年が中学生になり、、
引きこもりの少女が、あれどうしてと思うほど続けて学校に通えている、
苦し気だった人がすこしふっくらして・・・、
蒼褪めたかな、痩せたのかなという人もいて。

私は一月以来、ばったりブログを書かず、
どうしたのか病気なのかしらと思ったりしたと言われる。

実際こうもトシをとると、
毎日、ヘンな自問自答を繰り返してしまう。
私って元気なのかな、どうかな。
奇妙なことにそれが判らない。
判断をどうしてかヒト(医者)に預けてしまう。
人まかせがヘンだと思えなくなってる。
自分の身体なのに。

心もとない私の全体像が、ふらふらあっちから寄ってきて、
足元も定まらない、そういうイメージ。

しかるのち、やっと私は現実と向き合う。
しっかりしよう、イメージに負けるな。
手や足を振ってごらん。元気でしょ。シッカリしてるでしょ。


一月に、友人の長男が、死体でみつかった。
二月、わたしの友人の夫君の暴力がひどくなり、
三月、彼女がシェルターに逃げ込み、生活保護受給者となり、
四月には、べつの友人の息子が逮捕されて留置所に 。

それはそれは、深刻な不幸続きで、はらはらしていたというのに、
五月を待たず、敬愛するふたりの方が亡くなった。
・・・お葬式が二度。

いつも、胸のどこかで、ワアワアと思い出が小川の瀬の音のように啼く。
いい思い出もかなしい、苦しい思い出もかなしい。
そういう自分は無事で、元気なのだけれども。