2021年4月16日金曜日

多事複雑いい加減な

午前中は鶴三会だった。
それを忘れてしまって、電話がかかって、すごく恥ずかしい。
このところ、私の毎日は痛みと折り合いをつけること、
それから巨大サンドイッチ と晩ご飯の用意。
3階まで階段をのぼっては降りる物干し・・・洗濯は、
洗濯機がやってくれるからいいけれど。

鶴三会に参加させてもらうようになって、約10年がすぎた。
最初は老人会だからみんなで年をとるのねと思い、
それから時がたって、いつの頃だったか秋風の吹く日、
老人会は人に死なれるのがつらいよという嘆きを、耳にした。
それは本当にそうだった・・・。
私にしたって、転んだとたんに同居の息子の世話のみの日々となる。

77才。まー痛いのは治るからいいさ。

自分もそうだし、みんなの健忘症が他人事じゃなく心配なので、
会長の細田さんに、いつ東京を襲うかもしれない大地震について質問する。
細田さん88才、私は正直者ですぐ怒り出すこの人が、もう大好き。
以前、細田さんが徹底的に多摩市の地震について調べたと知っているから、
この際、みんなして細田さんにガミガミガミガミ言われたほうが安心だと思う。
「巨大地震シュミレーション」を昨日読んだのだ、原節子だけじゃなくて。

今日あらためてハッキリさせたこと。
もしも直下型の巨大地震に襲われたら私たちは避難場所に行かない。
激震が治まり次第、鶴牧3丁目の私たちは、管理組合事務所に集合する。
そこに、老人会的には、小林さんや細田さんがいる。
加賀谷さんがいて、彼は私たちの全74所帯の安全確認を行うリーダーである。
これはうれしい。すごく嬉しい。加賀谷さんって丈夫で沈着剛腕な人だから。

さてそこで自分は。
食料を1週間分確保。水を多めに確保し、風呂桶を空っぽにしないこと。
戸棚の倒壊防止。用具でシッカリ止める。
逃げ込める空間(部屋よね)をひとつ、ぜったいに用意する。
これだけじゃないけど、これだけはやっておけと。
1週間たてば、助けがきますからと元公団職員の小林さんが言ってた。

もっと、なんだか言われたけれど、私たちの老いたる脳髄はがたがた、
できない、まにあわない、あれはあるけどこれはないと不安でいっぱい。
比較的ひろい場所にすんでいるのに、空き部屋の確保ひとつもむずかしい。
・・・・私なんかあれこれきいて、たださえ弱っている頭が
鶴三会のあとガックリくたびれてしまい、地盤が固い多摩市から、
夕方になって深大寺の奥深くの銭湯に行ってしまいました。
調布市は、多摩川のむこうだし遠いのに。