2021年8月12日木曜日

3時になると

早朝3時になると、バイクの音が聞こえる。
2度きこえるのはなぜだろう?
どちらかがうちのポストに新聞を投函。
私は起きて、窓をあけ、空気を家の中に入れる。
寝るにあたって、冷房を消すことにしているから、
空気が家のなかに入ってくると、涼しいとホッとする・・・。
夜明け前のことで鳴いているのはセミばかり。

いつもこういう時グレタ・トゥエンベリという北欧の少女の
全世界 に拡まった地球温暖化防止運動を思う。
彼女の主張は、徹底的で、
うちの団地の、細田さんのいうことと基本がまったくおなじだ。
私は細田さんを並外れた天才だと思うから、
地球の急激な温暖化が、やっぱりおそろしい。
それなのに、このところ冷房なしでは一日も過ごせない。
今年、冷房なしで苦しんでいる人はとんでもなく多いだろうと思いながら、
自分はどうしても、日中、冷房にたよる。

一方の私はこのごろとても単純な原始的生活。
自動車を運転しないから、日中、炎天下を歩いて買い物に行くのだ。
私の一日は、とにかくこの5000歩が基本であって。
帽子が嫌いだから、木陰、木陰、木陰と道伝いになんとか歩いて、、
多摩センターの駅までいく。
過疎、かそっていう字は、すぎたるまばら、って書くのか。
私たちが住むこの街は駅とスーパーマーケットと図書館に近寄らなければ、
過疎だから、マスクは一応持っているぞと手にもって、・・・てくてく。

多摩市はよいところだと思っている。
公園が多く、公園伝いにどこへも行ける老人の街である。
まあいまのところは。

セミと虫の合唱に、ヒグラシ、が一匹・・・
小太郎(うちにくる子スズメ)は鳥目(とりめ)だからまだこない。

冷房がこわれ、ガスレンジが故障し、冷蔵庫もいかれはじめて
公団住宅も、クーラーをつけにきた人の説明では、
あっちこっち、コンクリートの壁の内部で、ふくらみとへこみができているとか。

私はもうなんだか、必死の思いで、
ひとはイシガキ、ひとはシロ、というからと思っている。
細田さんがいるし、ちょっと遠い図書館の読書会にも入会させてもらった、
私って幼稚園でつくった朗読の会のひとたちと今もいっしょにいる、
初期の住民たちが創った住宅管理組合の原則が私たちをまもっているから、
とそう思いたくて、ふたつの老人会にずーっといて、

やれやれ、
私は、それを根拠に行動してみせるぞと思っているのだ。
私の民主主義って、それだから。