2021年8月14日土曜日

あと5分で


あと5分で玄米ごはんが炊ける。
あと5分でそれを食べる気だ、
だんどりがおかしくて、残りものを食べていて日が暮れた。
玄米のできあがりを残して。

あと5分たったら私は買い物にいくつもりだけれど、
5分後には、きっと雨がジャーンッと降る。
たとえアメが降ってもヤリが降っても、
外を歩くつもりなんだけど、5000歩くのがギムだから。

セミが鳴く。
セミって雨がやんだから鳴くのかしら?
なるほどそうらしい。雨はやんいる。
青灰色の空がいまはもう壁みたいな色して雨を待っているのだ。

玄米が炊けて、あんまりガサゴソなデキなのにおどろいた。
私はガサゴソと空気をまわして、
お釜の中をかきまぜて思案なげくび。
いっそのことおむすびにして、一応しまったらどうかしら?

5000歩かずに日をくれさせちゃいけないという法律をどうする?
お天気の時しか鳴かないとしたら、
セミの寿命はとんでもなくみじかくなるんじゃないの?
この世のことがなんにもよくわからなくてまたも日がくれる・・・。


日が暮れるといえば、
月日は流れ 私は残る
という詩片。

・・・日も暮れよ、鐘は鳴れ、月日は流れ、私は残る、
ミラボー橋の下をセーヌ川が流れ、というあのアポリネールの有名な。

私みたいなよくわからない日の暮れ方をして、
それでも組み合わせた腕のしたを "疲れた無窮の時" が流れて、
なんだかこう、生まれてから100年たっても、
私がぶじに残っっちゃってたらどうする、
こんな世の中に?