2013年12月31日火曜日

大晦日のくくり ⑴


もう一年が終わってしまう。
今年は小さな会を三度主催。
アンパンマンのやなせさんの老後の著書をたくさん読んだのでマネしたくなる。
「まったくもう、なにをやっているんですかね」

とくにはじめの会は図々しくって、私の知人に強引にあつまってもらった。
目的は簡単、異なる世代の文化交流である。
タケシと西村さんが音楽、中さんとみっちゃんが朗読、エドワードさんが英語で童話。
終了後の打ち上げでは、中村さんの高砂、三國さんの俳句が披露された。
思いがけないことで、みんなが愉しんだことと思う。
大きくもない家に、30人!! 野田さんあっての大飲食大会だった。
輪切り教育システムへのささやかな抵抗のつもり。

二つ目の会は、東京新聞の野呂記者に原発について質問してみよう、という会。
細田さんと小林さんが、会場のあんばいに終始気をつけてくださったのが、
しみじみうれしかった。電気関係がとくに最近は苦労なので。
この日の打ち上げは近くの小料理店で。
野呂記者に細田さんを紹介できたことがすごくよかった。
後日、細田さんの戦争体験が東京新聞「こちら特報部」にでかでかと掲載された!!
私って細田さんのファンなのだ。
細田さんの一生、細田さんの気質、無邪気と優秀の混合、
気短かな啖呵、卑怯じゃないこと、不正直じゃないこと。
そんな日本人とおなじ団地の住人だなんて光栄だ。
だからもう是非ぜひぜひ新聞に取材してほしい。
いろいろな人に細田さんを知ってほしい。
と思ってたと言うとヘンかしら。

それから初めて朗読の発表会をひらいた。
きれいな、いい会ができた。
幼稚園時代のお母さんたちがバザーをやってくれて華やかだった。
萱野さんと籠浦さんの朗読を聴いて、泣いた彼女たちの友人がいる。
「こんなに成長したなんてすごいと思う」 といいながら泣いているのである。
・・・音楽的な魂が、むかしからよくみえる、少女のようなお母さん。
すくなくとも朗読の先生としてはいちばん嬉しいほめことばじゃない?
度胸を決めて、人前で朗読をしてしまう。自分を投げ出す。なにかに賭ける。
そうやって自分で開放の階段を上る。
そういう経験をみんなにしてもらえることが、隠れた誇りである。
それにしても、富田さんと三瀬さんは練習する前から上手。
よかったけど困ったというか。
こういうヒトが時々出現するからセンセイやってる私なんかタイヘンだ。
教える、それがセンセイなんでしょ。
ところが彼女たちは上手。
なにひとつ私なんか言えることがないんであーる。