2012年12月18日火曜日

選挙が終わって


選挙がおわって、
私が感動をもっておもいだすのは、
12月14日、荻窪駅頭で、山本太郎を応援して、歌手の沢田研二が行った演説だ。
    12月14日、荻窪、山本太郎、沢田研二 と検索し、
    ぜひとも直接、このふたりの選挙演説を動画で見てほしい。
    すがすがしく、て優秀なメッセージである。
    やっと新しい人間が登場しはじめたんだと思う。
    いいじゃないですか、こんな邪悪な選挙にはじめて負けたって。 
    
気分がよかったことは、ほかにもある。
12月14日の金曜日。
私は国会デモに出かけ、そのあと、
早稲田のゾーンBで行われたピンポンパンクの、
アサくん主催のライブに出かけた。  
まあ一晩に両方掛け持ちしたのだから面白い経験である。

国会周辺はその日、小沢一郎がデモ隊の前で演説するそうで、
よそ目にもピシッとしまった雰囲気、けっこうな人出でもあったけれど、
ゾーンBのアサくんのライブだってなかなかのもの。
ステージをふた手にわけて、
弾き語りみたいなのと、絶叫型と、
好きなようにみんなが階段をのぼったり降りたり、あっちこっちする形式、
主催者は気をつかって大変だったろうけれど、これが「自由」でよかったのである。

さっきの国会での原発反対のシュプレヒコールが耳に残るまま、
weddinngs の演奏を私はきいたけれど、この草っぱらのキンポウゲみたいな
二人組のちょっとヒトをくったジョークが、みょうに革命的に思えたからあーら不思議だ。
選挙にあしたは行きましょうよと、なにか演奏しながら乱雑敬語で言ったりする、
FourTomorrow やら Life is Water やら。
会場の空気にそのまま通用しているらしいのがめずらしい。
ロックだからって、まえはもっと月並み保守的、サラリーマンふうに見えたものだ。
国会と、ここ。
反原発だとか、憲法を護れだとか断固として言いたい場合、
(そういう若い人ばっかりじゃないのがビックリだが)
どっちが有効かというと、国会よりこっちかなーもしかして、と思う。

だってねー、わからないわよ。
小沢一郎の演説より、山本太郎の演説のほうがずっといいと思うから。
直接、見たり聴いたり読んだりしなきゃ、権威主義では夢も希望もないのだ。
ケンイ主義ってどういうことか。
信用できそうな感じの意見をもうすぐ信用して採用することでしょ。
それじゃ足りない。
国会周辺でだって、ライブハウスでだって。
自分でさがして、新しい考え方と生きる方法を見つけなければと、そう思う。
滅亡したくなければ、
いま我々は待ったなしで、本気になって、自分の方法で学ぶしかないのである。