2021年7月12日月曜日

草取り(きのう)

早朝、夜勤からもどってくる健の朝食をつくる。
すずめさんのごはんもつくる。
健がもどってきたから、まー新聞を読んだり話をしたり。
それから団地の草取りの日なんだから、草取りをした。
草取りは午前中、午後は大雨だという予定である。
しょうがないから朝食抜きで、むりやり炎天下もどきの庭にでる。
87才だぞー、と思ったけど、まちがいで私は78なんだ、まだ。
団地のみなさんは北側の炎天下にいるけど、みればだれもが
87才まがいの男の人で、ぐったり石の階段に腰かけてにがい顔だ。
ここじゃみんなが自民党なんかに投票したのかしら。
私の選挙区は多摩南なんだけど、自民党がふたり当選のあきれた結果。

アメリカさんの言うなりに、無観客でも強行するみっともないオリンピック。
自衛隊を、自衛どころか、アメリカさんのいうなりに戦地に派遣する無思想。
世界は広いのに、世界中の目のまえで、
おまえはどっかの国の卑屈な家来だと思われても、
自分さえぶじに長生きできればいいのかしら。
もはや80なのにこれから100才まで?

北側はここ何日か、ひとりで草取りをやっておいた。
それで「草取りの日」だけど、南側の庭の竹を刈る。
気力がなくて放っておいたから、お隣さんは迷惑至極だったにちがいない。
なにしろ、箱庭。真四角なちいさな庭だもの。

お昼がきたら、健がふらふら降りてきて。2時間ぐらいの仮眠である。
お昼に、うどんをつくってくれる。
彼は夕方から、調布でゆうくん主催のライブでソロをやる。
あしたとあさっては仕事がやすみだとか。

100円で買った中村哲さんの講演記録(ピースウォーク京都)
をくりかえし、なんとかすこしでも、1頁の半分でも読む。
それから図書館で借りた「城山三郎 命の旅」。
それから叔母に渡そうとおもって買った佐藤愛子97才の「老い力」。

今朝、起きて、ふーっとうかんだ、むかしの忘れていたなにかの記憶。
     ひとつぶの麦もし死なずば。
私がいまここにいて、友人たちみんなとあたらしく「考える」努力をするのは、
それができるのは、「いまさらなんで!」なんてゼッタイに思わないのは、
むかしからの濫読多読のおかげ、もある。きっとね・・・。