2013年5月23日木曜日

ここのところ


ここのところいったいなにをしていたのか。
横浜に自動車に乗ってこわごわ出かけ、
病人のことでケースワーカーと打ち合わせもしたし、
きのうは狭山湖霊園へお墓の掃除にでかけた。
義務はなんとか。

でもウデやあっちこっちが痒いので、ひまである。
なんにもする気がしない。
よくしたもので、
ものすごく面白い韓流時代劇をじっと観ていた。
「根の深い木」である。世宗大王の誓い、が副題。
これはすごい。
すごい。
しかも俳優がいい。主役も脇役もいい。
殺陣が見事だし。
天皇制軍国主義を日本が清算できたかにみえた1950年や1960年のころは、
日本だってこういう重厚で思慮深い演技をする俳優が多かった。
「根の深い木」はいつごろの作品だろうか。
韓流も最近作はどうもよくないときくけど。

本もなーんということはないのに、
ナミダがあふれるような。
時がふかぶかとやさしく素直にすぎた、そんな記録を読んだ。
「夫の右手」という本。求龍堂の本である。
画家・香月泰男の奥さんの、思い出の。
むかしそのもの。
過去。
こんな心地に、
どうしたらもどることができるのかしら。
私たちもみんな、
ただ一生懸命に生きていました、
ただそうだったんです、ということだったらいいのにね。

メタセコイヤの大樹がうちのまえに一本。
柿の木もみどり。
きょうはお客さんがくるから、
とてもうれしい。