2017年10月6日金曜日

銭湯


子どもたちが小さかった時は、自転車にのっけて銭湯にかよった。
お風呂代が痛手なほどのビンボー。
ある日、おきゃくさんがとても少なかった日に、勉が言った。
キョウハ、ダレモイナイカラ、サビシイネ。
えっ、本当にそう思うのときくと、ウンと言う。
お風呂が混んでたほうが嬉しいの?
・・・そうなんだって。
お風呂は空いている方がいい、思い出すかぎり私はいつも疲れていた。

むじゃきな子どもと私のあいだには、何億光年みたいな距離があるのだと
考えた時だった。