2018年2月2日金曜日

雪が降って


雪が降って、それから止んだ。
あんまり寒いので、床を雑巾がけし、
テーブルの前の椅子の数をふやす。
少しのことで居間が温かみを帯びるような気がする。
ソファに座って百回目の小説を読む、
すぐ、うとうとしてしまう。
買い物袋を手に、食料も買いそびれているから、しばらく焦る。
荷物が重いと頸椎の痛みがぶり返す。冷えるのも危ない。
かといってクルマだとこんな日は危険だろうし。
けっきょく歩いて、バスに乗って。
停留所へ降りる階段の雪かきをして下さっている人がいる。
小柄な見知らぬ女性・・・。
お礼をいってお手伝いできないと謝って。
こういうことをなんでもしたほうが、
けっきょく元気に滞りなく暮らせるというのが、
「ふたりからひとり」という本で教わったことだったのに。
でもさっそく、雪かきができないわけである。

灰色の一日、なんにも進行しない。
きのうチラシを各お宅に配っておいて、助かったと思う。