2018年2月17日土曜日

日米合同演習今月6日の報道写真


今回の報道写真に注目したのは、たまたまのことで、私のような一般人には、
自衛隊員の戦闘訓練の「写真」を手にもって考え込むなどということは、
ふつう起こらない。
ところが今回は、米海兵隊指揮官の命令を待つ壮年の兵隊の、人間味をまる
ごと掴まえた写真から、気持ちが離れて行かない。

職業とはいえ、こんな場所に従順に身を横たえているからには、彼は忠実に
仕事をこなして今日に至った人物なのだろう。

この人は、と私は不意に思った。
具体的に知っているのだろうか、アメリカ海兵隊ではどんな訓練が行われているのか。
その実態を承知でOKと納得し、この砂浜に銃を構え横になっているのか。
どんな葛藤が、いかにもさりげないこの人に、あったのか無かったのか。
向き合いたくないものから目を背けて、陸自に仕えてきたのかしら。

私がそんなことを考えたのは、2,3日まえに、
講談社[子供達の未来のために]シリーズ   
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」
を読んだばかりだったせいである。