2012年6月8日金曜日

「サニー」韓国711万人以上動員の映画


渋谷は文化村にて。

映画はどんなに混んでいるのかと思ったけれどそうでもなかった。
渋谷、bunnkamura    のカフェでお茶をのむ。
なーにがカフェだと言わないでほしい。bunnkamura  なのよそこがね。
映画を観て、地下の書店に行く。書店というより画店・・・絵画的小物的書店。
洒落ているから気をひかれ、洒落ていすぎて、いつもどうしたらいいかわからず。
だれが買うのかしら、その人はどんな人かしら、文化的人種なんだろうかしら。
私は感覚をきたえてもらっているのかもしれないし・・・。
難解なのにつぶれない店っていうことは、たいしたものなのだろう。
洒落た人って、やっぱり都会にはいるもんだなーとその重量を感じる。
おなじ階では、レオナルド・ダヴィンチ展。
こういうところがたくさんあると、それはやっぱり、楽しいものだ。
ダヴィンチも私は正直、苦手だけど、光景としては無ければ寂しいでしょ。

「サニー」がなんで大ヒットするのか。不思議だ。
「友情」をなにがなんでもおしまくるからか。
女の子が見てもうれしくなるような、可愛い女の子の見本を六人そろえたからか。
物語がハートウォーミングに調整してあるからか。
むっちゃくちゃなハッピイエンドがOKなのかしらん。
脚本は月並み、演出は粗雑で荒っぽく、俳優たちの演技に統一感もない。
喜劇仕立てなのに笑えないのは、文化村じゃ観客が少ないせいか。
ああ、それなのに無理やり感動してしまう。後半になると涙の洪水だ。
観客はみんな泣く、懐かしくて! たしかに泣き泣き、楽しい時間が過ぎる。
楽しかったのでまあよかった、となっちゃう! 
つくるほうも安直、みるほうも安直、それなのに。
そんなのってありかと思うけど韓国じゃ711万人をこす人が見たというのね。

≪お話≫
女の子たちの25年後から映画は始まる。
優等生のナミが、死にかけているむかしのグループのリーダーに、病院で行き会う。
25年後の女の子たちが、お定まりのごとくはまりこんでいる現実。
平凡でくだらない日常のなりゆき、そのどうにもならなさ。
強烈な少女の時代の記憶、ノスタルジーがそれを やり直し させるのだ。
「サニー」とは彼女たちのグループ名である。