2012年6月6日水曜日

らくらくと とりあえず俳句


鶴三会が近づくので、なんとか楽しく俳句を詠まなきゃいけない。
けさ、むりに十句つくってみて一番の傑作はこれかと思ったりして。
らくらくと らくらくと春は いねむり 
鉛筆の字で、これ一句をながめると季節感もあってなかなかだ、と思ったけど、
けっきょくのところ、たましいが横着でもって、
それに最後に「だ」をつけないと字足らずになっちゃう。
だ作。詩心もないし。俳句って文句じゃなくて詩なんだったっけ。
らくらくと らくらくと春は いねむりだ
なにいっちゃんてんのか。
出すのはやめよう。いくら参加することに意義があるからといったって。

きのうは英語のクラスの食事会だった。
これも参加することに意義があるとおもって出席したけれど、
本当にそれはそうだった。
ひとりの人が、ヴァイニング夫人に教会の集まりで会ったと言う。
「きれいな人でしたよ」って。
いま杖にたよって英会話のクラスに参加しているこの方は、1945年、15歳。
東京大空襲のとき、文京区にいて逃げ惑ったという話をきかせてもらう。
大空襲の体験者は私の隣の席にも、もうひとりいたのである。

エドワード先生は私のグラスに、赤いワインを注いでくださって、
「ヨクワッカラナイトイウ顔シテマース、ダイジョウブカドーカ、気二ナリマスヨ」
わからなかったら手を上げてききなさい、と言われた。
「ニホンゴデモ、イイデス、カッマワナイ」
日本語がわかってもらえるって知っているけど、
目のいろ青灰色の英語人の顔にむかって英語の時間なのに、
日本語で質問というのがイマイチ。