2017年9月20日水曜日

酒場


むかしのクラスメイトに逢う。
新宿駅。

昼間から酒場をさがす。飲み助で、悠然としている。
昼間からやっている酒場ってないものだと思うけれど、ビルの上のほうにあるんだと言う。
見上げれば、なるほどたくさんありそう。
何年ぶりかしら。
狭いようなところはもうイヤで、ちょっとおいしくて、安い所がいいと、笑顔である。
決定はみんな飲み助がする、ゆずらない。考えなくていいからラクだ。

酒場、酒場、ひるまの。
あっちへゆっくり、向こうへのんびり歩いた。
なぜって、まさかやっぱり、12時ごろから開いている酒場なんて少ないわけで。

せっかちで、むかし走っているほうが多かった私は、
そうだ、あらためて新宿の街を見てたのしめばいいじゃないのと、
「せっかち」を胸郭からひそかにはずし、
ぽか、ぽかと、ばからしく、、ゆっくりと、歩く。

ふうん、トシをとって、私はいま、こういう人なんだ。