2018年1月18日木曜日

霧の朝


今日は西大宮へ行かなくちゃいけない。
そう思って起きて硝子戸の外を見ると、霧がたちこめている。
メタセコイヤ通りは霧にまかれて、アスファルトの車道を走る自動車だけが、
姿を見せながら、シューシューと土手下の道を走り去るのだ。
大木が、魚の骨みたいに霧に浮かんでいる。
通りを隔てた向こうの団地が、淡いももいろの霧に隠れている。
庭木が四方八方に小枝をつきだし、粗雑なさまが、ひどい。
人の手が及ばなければ、大小の樹木はみんな魚の骨みたいに見えるはずかしら。
いや、でっかいタケボウキみたいな木も・あるはずね。