2018年7月6日金曜日

朝から晩まで右往左往


早朝から、もうずーっといそがしい。
ハナウタまじりにやればいいかもしれないけど。
お弁当を作り、朝ごはんを作り、ついでにメールに「スリー・ビルボード」という
コーエン兄弟系統の映画の感想文を入れたら、
朝だというのに終末間隔、もとい感覚。
7時が8時になり9時になり、
朗読の自主サークルたんぽぽの人たちが11時に到着するのに、
朝ごはんが半分のこって、テーブルの上にある。
洗濯だって半分しかできていない。曇りだし、雨だし。
台所がすごい。

なんとか頑張る。お湯を沸かしておこうと思ったところで、7人が到着。
1年に1回のサークルの5回目、いつのまにか5年・・・。
こういうのを定点観測というのかしら。

今回は「ないた赤鬼」の、青鬼さんと赤鬼さんの物語り、輪読である。

練習が終わると、中西さんが打ってきてくれたお蕎麦をみんなで食べる。
不思議にも中西さんはこのサークルの、たった一人の男性だ。
いつもお蕎麦にいろいろ乗せるように準備してくれる。
かつお節、おろし大根、ワカメ、ジャコ、鶏肉、紅ショウガ、
だれかが運んでくれた青い小茄子の浅漬けまで、お蕎麦にのせて、
私たちは中西さん特製のだし汁をぶっかけて食べ始める。
自分じゃできないことだし、すごくおいしい。
お茶も飲むし、お菓子も食べるし、果物もあって。

老境の5年は、過ごし様によっては、豊かな内面をはぐくむものらしい。
府中の多摩市民塾から派生した小さな独立小グループ。
時がたてばたつほど、こだわりが姿を消し、
不器用だったり、難しかったり、神経質な人もいるはずなのに、
どんな心遣いでこの人たちは5年をもちこたえたのだろう、
一人一人がいかにものお人柄そのまま、にこにこと落ち着いて、
めずらしいことだと会うたびに思う。
うれしいし、こうなると見たり聞いたりもラクチン。
朗読の練習も私は気がねなく、くったくもなく、ぽんすかぽんすか。
まー、まぁ、さいわい私はコーチで、上から目線。
みんなの方はドッキリしちゃって、1年に1度の「教師」相手の朗読だし、
おもしろくもおかしくもないのかもね、私ほどには。

夕方、洗濯を乾かしにコインランドリーに。
乾かすあいだに、生協で食材を買う、お米とか、お醤油とか、ゴボウとか。
雨が降って、クルマもびしょぬれ。
乾いた洗濯物を 袋詰めにし、ジャンジャン雨がふる中を
帰宅。

よせばいいのに、「やかまし村の春夏秋冬」をDVDで見る。
あんまり自然で、子どもらしいので、笑いながら泣きながら見て、
映画の中の子どもが笑うと笑ってしまい、あんまり幸福そうだから泣いたりして。

今日はいくらなんでも一冊も本を読まなかった。