2018年7月12日木曜日

税務署


いまごろ確定申告。
3月15日ごろ、日本国民たるものは、ほぼ全員が税金と取り組む。
いまは7月だからすごい。
前年度は無事に、粛々と陰気に、しかし無事に確定して申告した。
それが嬉しかったから、それらしき税金の材料を、大紙袋に入れては、
去年程度に確定申告を済ませたいとかなんとか、思っていたのである。

大紙袋を、不安だからみっちゃんの家にいき、淑人さんに点検してもらった。

それでもって、これならと日野税務署へ。クルマで家から30分の距離。
日野税務署には一年に一度しか行かないが、
行くと毎回、ここは労働組合の活発な活動が必要だと、ヘンなことを考えてしまう。
なんだか、不幸せで活気のない灰色の職場 、という空気。
でも、まあ、それはそれとして。
この一年間で彼ら役人はずいぶんと居丈高になった。
受付の女役人まで不機嫌むきだし。男は上から目線で怠惰なもんである。
気働きをまったくしないという、放置感惰がどの顔にも浮かんでいる。
去年はこんなじゃなかったのに。なにがあったのだろう。

どんなに相手が不機嫌であっても、私の欠点はどうしようもなく修正不可能、
必要書類がなかなか見つからないし、てまひまはかかり、能率ゼロだ。
役人の不機嫌と失礼と上から目線をしり目に、
私のほうも、自己嫌悪がエスカレート。
相手にも申し訳ないし、これはお手上げだという結論にいらいら、
マイナス感情が高じてくる。
むこうも不機嫌だけど、私だってこっちで勝手に不機嫌爆発、
自分にいらいらして、私の不機嫌が相手の不機嫌を上回るのだ、
不機嫌の押しくらまんじゅう、というか。

解せないことに、・・・なんの加減か、役人がふいに親切になった。
私がこの手の混乱にまったくお手上げだと、彼の判断がそこに至ったらしい。
足りない書類を決めてくれて、自分の名札を指差し、
「出直す場合、こんど来るときは私を呼んで下さい」といってくれる。
初めからやり直さなくてすみますからね、と内気な笑みまで浮かべて。
私は出直して、その人に散々お世話になって、やっと4時すぎに一件落着。

6時45分までに調布にいかなきゃならない。
「あの日のオルガン・上映実行委員会」
帰宅がまたしても1時すぎ。
気がついたら眠っちゃって、電車が終点の橋本にいるじゃないの 。

税金疲れ、だと思う。