2020年9月13日日曜日

ブログに復帰

なれない「老化」のかずかずに加えて、
私の家もある団地で、大規模修繕が始まっている。
大規模修繕というと、集合住宅の建物チェックがあり
修理の目安がきまり、順番に、建物全体に網?をかぶせられる。
大規模に、集中的に修繕されるわけで、それが規則である。
網をかぶるについては、建物周辺に置いたものをどけなければならない。
植木鉢だのなんだの。要らなければこの際、捨てるし、
ジャマなものはできたら、ひっこめる、家のなかに。

そういう作業を、今、したら、
私ってどうなるのかしら、老女なんだけど?
10年ぐらい前は、
わけがわからなかったけど、なんとかなった。
60代だったから。
ところが今は庭に出るとたちまち皮膚がかぶれてしまう。

どうしようかと考えて、・・・なんとかしようと思い、
なんの関係もないのに、家の中を片付ける。
これが私のバカなところで、
外国ぐらしの娘の部屋を、押し入れの中から、整理したりする。
遥の部屋だけど、いないから、捨てられないモノを放り込んある。
この際、あれをスッキリ・・・と片づけ始め、やめられなくなる。
子どもの頃読んだ抵抗文学の作者なら、
黙っていても考えているのだ、とか唄うところだろう。
でも、外壁修理にはなんのカンケイもないじゃないのね。

3階の息子の部屋は梅雨と炎熱とホコリ堆積。
ダニが発生して、それもなんとか・・・。

彼は随分まえから、2階の書斎で暮らしている。
3階は天窓つきの見たとこロマンティックみたいな場所だけど、
真夏炎上、真冬厳寒、最近はクーラーが壊れてどうにもこうにも。
ある日、息子がなにかを取りにいって、ノンキにベッドに横になったら、
たちまち手足をダニにくわれて、真っ赤に腫れ上がってしまった。
草取りをしようとした私みたいになった。

ベッドのダニも、押し入れの状態も、
外壁修繕の人たちには見えないけれど、
私って手をつけたら止められない。一応ぜんぶ片づけてしまった。

娘の部屋の床面のゴミが尋常じゃなかったけど、
ゴミの日になると捨てたから、
今、床の上にあるのはあれこれ本ばっかり。
遥の本の箱は、もう押しても退いても動いてくれない。
こんな箱。ロシアから帰国した時運びこんで、
こんど日本に帰ったら売るから、とくりかえしているけど、当分だめだ。
・・・世界中がコロナ禍になったから。
ロシア語と日本語で、チェーホフとか、ドストエフスキーとか、久保栄も。
冗談じゃないよー。全集ばっかりどかどか。
堀田善衛も全集、大西巨人の「神聖喜劇」だって一冊一冊がものすごく重たい。
私とちがうから、あの娘はちゃんと読んだのだろうけれど。
意地になってむりやり押したけど、骨折しそうだった。
56キロでこまっていた体重が41キロ半になったのだから、怖いみたい。
そんなの健に頼めばよいのだが、
気が短いから、夕方までまっていられないのである。

なんのかんので、ブログ空白が一週間。
77才なんだし、まさか病気じゃないかとご心配をかけましたが、
でも、これで「いつなんどき」修繕にこられてもまあ平気。
身体もこわれず、暑い、憂鬱、ぼんやり、はフツウみんなそうだって言うし。

みなさん、おたよりありがとうございました。