2020年9月30日水曜日

朝6時

 
めずらしい、
北側の窓の前に、ちいさなちいさな鳥がきている。
とまれば揺れる雑木の枝にとまり、しきりになにかをついばんでいる。
時々、チイチィとかジュクチ~とか。
ほどなくすると、もう一羽がやってきて二羽になった。
秋楡(あきにれ)の樹の葉陰に続けて移動し、姿はすっかり隠れてしまう。。
スズメじゃない・・・、ジョウビタキさんかしら?

こういう小鳥をみると、むかしみた映画の文部省唱歌みたいな、
音羽合唱団?のこども達の合唱を思い出す。
歌詞をほとんど忘れてしまって残念。
映画は、木下恵介監督の「二十四の瞳」だったような。
     あけてみたれば 月の夜に 山がやけそる こわくそる
クサチヒメドリとか、ちょっとスズメに似て小さな・・・。

午後も5時になり、東公園をさっさとよこぎっているとき、
空が淡い空色をやめて、夕焼けにかわりはじめた。
すると急に忘れた歌を、ほんの少しだけ、思い出した。
      山のカラスがもってきた、赤いちいさな状袋、
どうしてだろう、なんだろう?
      あけてみたれば月の夜に 山が焼けそる こわくそる
こんな、わけのわからない詩を、がたぴしの古いオルガンで歌った子ども達は、
きっと、自分の国の日本語が好きになったろう。
状袋ってどんなものか、私って昔も今もわからないのがヘンだ。

手紙を差し込んでおく布地の袋なのかしら?
そういえば、そろばんをもっていて、布袋に入れいたっけ。