2022年1月31日月曜日

眠る ⑤付録・抗議の原点について

 

入院中の憤慨の原点について

「入院のベテラン」が友だち。                              彼は私に入院したら「タオル貸し放題」と言うのを申し込むといくらでも使えて便利ですよと注意してくれた。ご夫婦で手術の経験があるのだしごもっともと・・・手続きの際にAセットをと私は申告。Aセットの場合タオル貸し放題ときいていたからである。         ちなみにその時の受付で、あなたはBセットで大丈夫ですからと言われた。親切である。     この病院では、ⒶでもⒷでもタオル・シーツ類は要請に応じて無制限に貸し出すからという説明だった。

よかったと、私はBセットを申し込み、A級ではなくB級の患者になった。ⒶとⒷと、どこがちがうか。入院費が、ちがう。

ところが入院してみると、受付でそう説明され担当の看護婦さんから直接許可されているというのに、ハンコで押したように看護士達がタオルを2枚とか3枚しか渡してくれない。怠け者は総じてシミッタレである。自分のタオルでもないのに、病院のタオルなのに、なんだってあんなにケチるんだろうか?! 

余談であるが、おおむかし、童話をかいてそれが出版されたとき、友達が出版記念会をひらいてくれた。北林谷栄さんが朗読してくださって、お祝いにヘンテコリンな挨拶というかお言葉を下さって?、会場のみんながおかしがってすごく笑った。この子は、おどろくような資質をもった人で、手錠をはめられたら足で蹴っ飛ばすかして戦う、足に鉄の玉と輪っかをくくりつけられたら口で、口に猿ぐつわをかまされれば、目玉で睨にらんででも、とにかくありとあらゆるやり方を遣ってがんばる人だと私はにらんでいます。

・・・大作家にも、国会議員にもならず、北林さんは、ふふんと笑うだろう。         はははは、私ってば病院のタオルだってさ、もう。