2020年11月16日月曜日

市役所で手続き


市役所で書類を申請するのに、
こうは出来ないと思うほど、二つの布バッグを、きのうの晩から整理して、
朝も用心してまた整理して、カヤノさんが来てくれた時には、よしこれで
大丈夫とおもったのに、市役所に着いて、あれこれ自分の分と息子の分と、
委任状だ、なんとか証明だと申請しはじめたら、お財布がない!
ぎょっとしたけどそれはいい、封筒があったから。そこにお金はあるし、
駐車場にカヤノさんがいるから借りることもできる。ーと思う。
それで落ち着いたつもりなのに、あーあ、またも書類を床に落とす。
いま印鑑も机の下に落とされましたよと、言われる!
そうなると布の手提げ袋がばらりんと書類ごと椅子からずり落っこちるから、
これでなんにも失くさなかったらミラクルだ。
また始まったよなーと思う。だって、げんにお財布がないじゃないの。
市役所の別の窓口に忘れたのかもと心配だけど、財布にかまうヒマもない。
たぶん、財布はいつものようにうちのどっかにいるのだ。
舞台で何かやっていた時は、けっこうなんでもかんでも平然としていて、
北林谷栄さんから、アタシなんか初舞台のときアガちゃって、
張りぼて紙張りの川に足突っ込んじゃったのに、あんたっていうのは本当に
心がまえがなってない、と怒られたほどだった、それなのに。

ぐちゃぐちゃになった書類とか、カードとかハンコとか。
案内の人も拾ってくれて、親切なのに、困れば困るほど狼狽し混乱し、
これはいま思うと、布地の手提げ袋がぐにゃぐにゃして、
書類の整理に向かないのかもしれない。

というような苦しい一日でしたが、カヤノさんがいてくれたので、
それで東京都の老人パスまで取得できちゃった一日なのでした。
・・・お天気がよかったしのんびりしたような・・・、うららかな茫漠。