2021年3月15日月曜日

ああ、やっぱり


こわくて電話がかけられなかった2人に、電話をしたけど。
1人はでないだれも出てこない。わるい予感しかしない。

もう1人は、幸福が、微かにしか感じられないものであっても、
手のとどかない遠い、遠いむこうに光があるのだとしても、

やはり必ず命ながらえるだろう何か、なけなしの未来というもの、
それが彼にはあると思わせる、そういう彼は声のもちぬし。
若いとはこんなことなのだろうと思いあたって、
うれしかった。