2021年3月20日土曜日

アイルトン・セナ


古いフィルムだ。アイルトン・セナの映画を観た。
素晴らしいドキュメンタリーだったなあという記憶がある。
何年ぶりだろうか。
F1のRacerの
事故死。

F1の会場は、世にも騒がしい「マシーン」の「レース」の、
そして熱狂した観客の「大歓声」が渦巻く桁外れな場所なのだろう。
闘うアイルトン・セナは、いつもどんな時も、カメラマンや新聞記者に、
それからファンたちに、「爆音」に囲まれていた。
レーサーだから、ライバルたちの敵意にも。

それだからなのか、
それだからこそ、なのか。
けたたましい世界のただなかで、
インタヴューされる彼は、おどろくほど単純におどろくほど正確に、
本音を語っている。
自動車業界のルール違反によって滅びて行くRacerの
生命の危険について。
その声は無力である。とどかない。
資本主義に滅ぼされる天才の物語り。

これはそれを攻撃し証明したかったヒトたちがつくった映画である。