2013年1月13日日曜日

オランダへ 1/2


成田空港の第一ターミナル北は、バスの一番最後の停留所だったが、、降りるとすぐ前が
KLMの受付で便利である。三時間前に着いて、しょうがないからぶらぶら歩いて本屋へ行
く。チェック・インをすませ、荷物を渡してしまい、空港のロビーで、ぼんやり時間がたつのを
待っていた。いつのまにか搭乗口が変っていたからコワイ。ビックリ。

成田空港。
ゴミ箱、ちゃんとあるじゃないの。
テロ対策だとかいって、たとえば京王線の布田なんて駅にもゴミ箱はないのに。
布田より成田こそテロにあいそうなのに。
公共の場所からゴミ箱を撤去すれば外人は抗議するだろう。
または軽蔑するだろう。

まあなんとか飛行機に乗る。

機内で夕食の時ワインの瓶をひっくり返した。
となりの人にもうしわけなくてこまったけれど、
しばらくして、その人もコップの水を床に落っことした。
よかったというか、ホッとした。
飛行機の座席はせまい。落とした瓶に手が届かない。
大柄のオランダ人スチュワードに英語でひろってほしいと頼んだ!?
どこに行く時も英語がわからなくてこまっていたのに、驚いた。
英会話の初級クラスの授業でさえ、わかった気がしないでいるのに、どうしたのだろう。

機内で多摩市民塾の朗読の文章を読もうとする。へとへとでダメ。
12時間半の空の旅。スキポール空港に遥と健が待っていてくれるといいけど、
いなかったらどうしよう。成田で買った小説「ちいさいおうち」を読んでしまう。
眠って、起きて、朝食、到着。
直行便はほんとにラクだ。

スキポール空港。
荷物を
baggeage という。
おぼえたその英語の字があるとこへ行けばいいのね。
baggeage・hall とかで預けた荷物が運ばれてくるのを待っていると、
ガラスの向こうに遥が見えた。手真似をしている。
すぐそこにある電話の受話器を取れということらしい。
そうすればガラス越しに話せるのである。

entrance・hall
オランダの民族衣装を着た美人が、ウェルカムと微笑んで、
揚げた丸いドーナッツを幾つもおいたトレイを「いかがですか」と差し出す。
健と遥が「お母さん、おいしいよ」とさかんに言うので、食べてみたらこれはおいしかった。
歩いて、スキポール空港から列車のスキポール駅へ。
ロッテルダムへ行くのである。急行なら25分ぐらい、ふつうだと一時間ちょっと。