2015年8月4日火曜日

一週間ほど前の虹


夜明け、目をさまして、ごくごく水を飲んだ
東の地平にまだお陽さまがいるはずのない時間

コップをもったまま
ガラス戸のところへ行って空を見上げる

空は灰色のはず
小鳥も眠っているはず、まだ鳴かないはず

・・・ところが南の空が少し青くて
春の花のようにかわいい桃いろ

なぜかそこに大きな虹がいる!
どうしてかどうしてか、わからない天変?!

私がびっくりすると
少しの小鳥も気がついておどろいたらしい

囀る声もふだんとはちがう
どうやら小鳥ながらガイジン同士で意見交換

私は急いで外に出たけど、ああ虹はどこかに行ってしまい
東に赤い太陽がのぼり始め

今朝の空にそんなふうにもかわいい桃いろを見たという
幸福ばかりがまあるく心に残った

きっといいことがあると思ってうれしいと
虹を見た人が話しているのも素直がとてもうれしい朝だったのだ