2011年10月9日日曜日

今週は「ルック チャップリン」


ディエゴ主催の「ルック チャップリン」 

フージーロッ久というバンド名は仮の名称だそう。
リーダーをフージーとかいって、
ステージに出てきた姿はぐにゃぐにゃのオンボロ、かけた眼鏡がズレてフッ飛んで、
マイクを投げればヘンなところに落ちるし、飛び上がったらせまいからぶつかるし、
ギターを持ちだしたと思うとすぐさまテレ笑いになり、
「さっき、練習の時、弦が切れちゃって、だれかかしてくれませんかね」
しかし、そこはもう存在感のある出番待ちの ”SEVENTEEN AGAIN”の
よく知られたリーダーがフージーにギターを貸してスーッとキレイにつなぐので、
彼らの正直な音楽が、あっと思うまに板の上を凄まじく反抗的に滑りだした。
納得拒否の生活感覚、怒りがあって邪気はなく、ガンコ清新な演奏。
チームワークも私にはよかった。
しめくくりにフージーがうたった歌がとても気に入って、たのんで歌詞をもらう。
こんなのだ。


おいしいごはんを食べよう
きみとごはんにしよう
よく噛んで残さずにね
強く大きく なれないよ

楽しいごはん
窓の外
誰かがミサイル放射能
大きくなったなら
強く正しく ならなくちゃ

気が遠くなるような夢のまた夢の中
気を強く持たせて花を贈れ
誰にも邪魔はさせないよ
ああだこうだ済ませて ごはんにしよう

気を引きしめるような音をくれ
気を付けておいでねと キスをくれ
伝えることを愛と呼んでみたら
ああもうこんな時間 ごはんにしよう

シャボン玉飛んで 壊れて消えた
暮らしは続く ごはんにしよう



この漢字の使いっぷりを見よ。このオンボロ小僧のことをフーテンの寅なら言うだろう。
おまえ、さしずめインテリゲンチャンだな、と。 ははは。