2016年2月9日火曜日

ジャガイモたぬき


きのうカレーを急いでつくっていると、ジャガイモの一部が
人のよさそうなたぬきに見えるじゃないの。目がみっつ、鼻のアナが4個の点々、
口が曲がってついてるのんびり顔。
その皮をまるく切り抜いてとっておく。まー芸術家になったつもりで。
今朝みると泥の色したジャガイモの皮のシワが目立ってリアルなことである。

このあいだよもやま話をした日、
「あっ、あれなーに、タヌキが歩いてく、猫だと思ったらタヌキだあ!」
野田さんが小声で叫んだっけ。大声をだすとすっ飛んでにげちゃうから。
たぶんタヌキによく似たハクビシンなのだ。尻尾のながいジャコウネコ科の。
柵のむこうを東の巣にもどるところだった。


朝7時半。
よろよろしながら重たい≪燃えるゴミ≫を運ぶ。
金網のフタをあげてゴロンと落としたあと、大物すぎて脇の方へ寄せられない。
大量の紙ゴミのせいだ。
あんたはえらい!と私は帰り道、ついつい自分にいう。
こんな重たい袋を運んだのは、玄関わきの女中部屋(私の寝る部屋の名まえ)の
紙くずを破いて破いてやっと始末できたせい。
それまでは寝ようと思えば紙ゴミを踏んで歩く始末だった。

空は青く、洗濯物はきのう大量にしたから今日はなし。
これから電車に乗って桜上水の歯医者さんのところへ。
元気をだそう、元気をだそう 。
本を読むまい、風景と風をながめよう。
・・・集団自殺があろうと、安保法制のもと自公内閣が戦争に向けまっしぐらだろうと、
高校生のデモ参加届け出法案があっさり成立しようと、
気をとり直して、自分の図々しい無気力と厚顔無恥と知らん顔に抵抗するのだ。