2019年3月3日日曜日

3月3日

一年半ばかり、「君たちは忘れない」の映画化と復刻版発行に関わっていて、ブログをどうにも再開できなかった。ブログになにかを書きとめようとしてもぼんやりしてしまう。ふつうの生活が映画会社を相手のとんでもないものに変わったからだ、きっと。

そういう生活が苦しくて、ついつい簡単なメールをやりとりしてしまう。短文である。そうすると、文章力みたいなものが、おそらくメールに、・・・メールという名まえの見知らぬものに吸い取られてしまうわけだ。おそろしいほどさりげなく、もう本当に確実に。

むかし、子どもが3人いた時、私はテレビをブン投げて捨ててしまった。
子どもたちはどんなに私を恨んだことだろうか。
恨んでもダメだと私はゆずらなかった。
それは、「ことば」に対して私が純粋であり、信念をもっていたからだ。
うちは文章の家だと私は説明していた。
そこはゆずらないで不便をしのいだ。

こんどは、自分がメール通信というものを捨てるべきだと、思う。