2020年5月17日日曜日

この子たちのアフガン


可愛い子どもの写真集があったので手にとりました。
オーロラ自由アトリエの発行。
カメラマンは川崎けい子さん、
「この子たちのアフガン」というのです。
開いてみたら、息子にあてた川崎さんのサインがあり、
5月18日と日付がしるされていました。
いったい何年の5月18日に、
息子はこういう写真展に行ったのでしょうか。
2001年に発行され、1500円だったこの本。
作者はさいしょにこう書いています。

「アフガニスタンでは20年以上も戦争が続いている。
国内のグループが、自分たちは正しいのだと言って、でも実は
自分たちだけが甘い汁を吸うために、
お互いに殺しあっているのだ。」
・・・この小さな写真集は、
戦火のなかで生きる大勢の小さな子ども達を、
だいじにだいじに写しているんですよね。

それからも内戦はずっと続いて、
中村哲医師が去年12月に殺されました。
この子たちのアフガ二スタンは今だって、
もう30年も戦争を続けているのですよね。
一生難民という子ども。
世界には戦争がいくつあるのかしら。
私は最近、考えてしまうのです。
いったい世界中で、どのくらい人が殺されているのだろうか。
戦争で殺される人類の数って、
コロナで死ぬ人より少ないんだろうか、今では?
・・・なぜコロナのことばかり
こうもわたし達は考えてしまうんだろう。