2020年5月30日土曜日

コロナ禍・初登校日


昨日は息子の、学校閉鎖以来はじめての登校日だった。
(彼は職場Uターン枠で、職業専門学校に通う4,5人の中の1人である)

いいけど、40人学級で、先生も生徒も全員がマスク着用、
室内の息苦しさがナミ大抵ではなかったという。
若い同級生や中国人やヴェトナム人はみんな働き続けて、昨日を迎えた。
コロナ禍の、無限の神経疲労と緊張の中での労働、できない課題(宿題の論文)。
さらに、これから始まる国家試験を意識した専門学校の通常カリキュラム。
広いとはいえない教室での全員マスク越し連続授業。

やめるヒトが出てくるんじゃないかと息子はいう。
介護の実習を若い高校出たての子が働きながらやる、それだけだって
想像できない現場の事態に直面することだったと思うし、とぐったり憂鬱な顔だ。
「オレなんかトシだから、いいけどね。」

みんなに会えてよかったねといってみた。彼はクラスメイトが好きらしく、
私はいつも、「学校」の話をきかせてもらっては嬉しくて笑っていた。

 「緊張していて、こわばって、疲れて、そういう空気じゃないよ」
コロナについてきちんとした情報をもってるわけじゃないだろうし、
「・・・本当にみんな疲れちゃってるんだよね」 
教師が2人辞めて、校長先生は病気で交代。
 
 高卒の専門学校はこういう環境だけれど、
 小・中・高の子どもの通う学校は、
もう少しゆったりとした配慮のもとで教育が再開されているのだろうか? 
具体的にはどんなだろう?
政府や文科省に、市役所に、教育委員会に、
こんな世の中での教育現場を考える想像力があるのだろうか?
子どもの立場にたとうとする能力があるのだろうか?
日教組はなにを考えてくれているのだろうか。
親たちは?