2020年5月2日土曜日

人心地


桃塚怪鳥が遊びにきてくれて、彼と息子と私と3人で、
12時まで、なんだかんだなんだかんだとたくさん話す。
ネット上のニュースを彼のスマホでいろいろ見せてもらった。

神経が安定する。来てもらって、ものすごくのびのびした。

今日は午後、「ダディ」 残りぜんぶ読んでしまう。
夕食後、DVDを2本、観る。
「点子ちゃんとアントン」「 新しい人生のはじめ方」
なつかしくて心温まるような物語。
こんな自由で自然な日がいつかふたたび、日本にも、もどるのだろうか。
気がつけば夜中である。
救急車のサイレンが鳴る。メタセコイヤ通りを通り過ぎていく。
   夕方、後藤さんからおさそいの電話があった。
   描きあげた何枚かの絵を見にきて下さいとおっしゃっていた。
    いつものように遠慮がちな温かい声。
   私は後藤さんの亡くなった奥様にとてもお世話になった。
   それでなのか、街中で、電車の中で、ふっと楚子さんの面影をかいま見る。
   ・・・痩せていて、帽子を被っていて。黒っぽい洋服のクリスチャン。

かな縛りにあったような毎日だけれど、それでもやっぱり少しづつ、
人心地がつきはじめてきたと思う。ホッとするような2日間だった。