2020年4月30日木曜日

コラムの続き


師岡カリーマの「本音のコラム」のあと半分は、
コロナ無事終息後について。
思うに、
この人はたぶん孫悟空みたいに、パソコンが如意棒の代わり、
それでもって、らくらくと世界中を駆け巡るのだろう。
こんなふうな若い人が今の世界にはたくさんいるのかしら。
眼から鼻に抜けるほどの頭のよさ。後半が私にはいささかわかりにくいけど。
さて、続きである。


  *同じころ   (・・)内は私
   (・・つまりヒマラヤが冠雪の姿を見せたころ)
   国際通貨基金(IМF)のブログでは「中国経済に再稼働の兆し」。上空で
   観測される二酸化窒素濃度増加が根拠とされ「励まされる兆候」だという。
   今停止している経済も、中国同様復興できるという道標が朗報なのは分かる。
   それでも、気候変動の主犯である二酸化窒素が増えて喜ぶのは、何とも皮肉で
   アナクロな話だ。
   (・・アナクロとは時代錯誤。 では皮肉って? バカッとか?
       ヒニクって、ワザとらしい正体見えみえ、をいうのかしら)
   IМFによれば今年は世界恐慌以来の景気後退となるが、来年は高成長が期待
   できるという。今度は自然に敬意を払うクリーンな経済の飛躍による成長を。
   もうきれいごとじゃない!


私は好きな本だとか絵本ばかり読んで年をとっちゃったので、
いまごろ資本主義の動向にくっついて考えるなんて、とてもむずかしい。
気候変動の主犯である二酸化窒素増加を、うれしい道標(みちしるべ)にして、
わーい、毒素が増えてきたと、資本主義の再生をついつい喜ぶ、
それが コロナ禍まっ最中のIМFなの?

それじゃ、国際通貨基金(IМF)のブログって、
「ダディ」という、フランスの小説に出てくるナチスに、
イヤ、ドイツの銀行家ヨアヒム・ゴルツにそっくりじゃないの!

「ダディ」は1989年発行の新潮文庫の文庫本で、私は2冊もっている。
どうしてかって、あんまり面白くて何十回も読んじゃって、上下2巻を。
しまいに本がぐちゃぐちゃになったから、もう一回買い足したのである。
カミュの「ペスト」より、こっちだと思うんだけど。
ルー・デュラン作、榊原晃三訳。
翻訳がまたすばらしくて飽きない。
ここのところ毎日こればっかり読んでいる。
異色の大型サスペンス!と文庫本の帯に書いてある!