2020年4月1日水曜日

ゆっくり考える


みなさん、お元気ですか?

昨日は、図書館に電話して、本の名前を言い、口頭で予約。
本館が近いので、そこへ、歩いて取りに行きました。
そんな簡単な手続きで、すぐにも本を渡してくれるというのがとても安心です。
歩道に人影なし。のんびり ぽくぽく歩いていくと、黄色い花が咲いていました。
音もなく小雨がふりはじめ、鮮やかな葉っぱと一重の小花がきれいです。
ところが名まえを思い出せません。
おぼえているのは、この花に自分がいつも薄情だったことばかり。
昔から、どこにだって、春になれば咲いていたのに。
こんな今しか、穏やかな気持ちが自分にはできなかったんだなあと思いました。

図書館で本を受け取ったあと、買い物に行きました。
モヤシと小ネギ、片栗粉。買い足しです。それから蓬のお団子なんか。
すると黄色い小花の残像が、なぜか、とんとんノックしてくれたような。
スィーッと「ああ、山吹」! 漢字で思いだしました。
やれやれ、最近なんでもかんでも、こんな調子です。

夜になったら、また良いことが。
団地向こう三軒目の方が、銀・六餅という優雅なお菓子をもって、私の家に!
同い年だけど、30年以上もまえ私の子どもの学校の先生だった人です。
いつもお互いに、あの人は忙しくって留守らしい、と思っているのですが、
こんな時は、やっぱりトシなのだし、そうでもない。
私はこの方のおかげで、
ノーベル賞を受けたスヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの3部作をよみました。
「ボタン穴から見た戦争」[戦争は女の顔をしていない」「チェルノブイリの祈り」
すばらしいルポルタージュでした。
このあいだ鶴三会の席上、彼女が私に誘われて鶴三会に参加したと言いました。
友達いないでしょこの団地に、と言われたって。
そんなこと言わなかったと思うのですが。でもやっぱり、なんだかうれしい。
きらわれなくてよかったなーと思います。

すばらしい、といえば、ここ2,3日、物凄い映画をDVDで観ました。
息子が選んで私も観たんですけれど、
「ジョーカー」はアメリカ映画。
「スラムドックミリオネア」はイギリス人が監督したインド映画。
両方とも、監督がすごい。
ジョーカーでは、ホアキン・フェニックスがすばらしいと
びっくりしてしまいました。

病気の人が多いし無事をたしかめたり、歩いたり、本を読んだり、映画を観たり。
おばあさんの一日は、あっというまに、日も暮れるし、鐘が鳴ってしまう。
月日が流れてしまう。こまったことです。

今日から、またブログ再開。
私のモットーは、戦いつつ家郷へ還れ、ですもんね。