2020年4月4日土曜日

コロナ・ウィルス・あれこれ


ブログのための時間を、どうしても取り損ねてしまう。
こんな時こそ、ブログって私にはだいじだけれど。
掃除、洗濯、買い物、電話、メール。なにしろ病気の人が多いし、
救急車が三度も通るし。
見に行くと鶴三会の(ひとり暮らしの)人じゃなかったみたい、ホッとした。
夜空を眺めながら、すぐそばに心配な人が住んでいることの幸せを思う。
みんなで年をとっていくって、私の感覚では幸せだ。
この10年来の、人数のふえない老人会仲間が好きだなんて、神様のお恵みだ。
私なんかに好きな人が増えたっていうのが、ミラクルみたいな。

私に閉塞感がないのは、住居が多摩市にあって、しかも多摩センター駅から
歩くと15分もかかるからだとわかって来た。
スーパーマーケットだってガラガラ。
車返上の70才や80才は買い貯め不能だから、商品がちゃーんと並んでいる。
経営者の立場にたたずに考えるなら、こういう時はこうあるべきなのだ。
3・11の経験から近くの三徳というスーパーマーケットは、
「一軒につきトイレットペーパー1包み(6個入り)限定」の貼り札をした。
それで、不安と焦燥感が静まったしおさまったのである。
今は人間ぜんぶが不幸なのだから、落ち着けばいいのだ。
落ち着くことは努力で、できる。経験豊かで考える人なら、できる。
バカだとできない。なんとかして落ち着きたいと思う。

きのうは駅に近いマーケットに出かけた。ここは会社帰りの人が駆け込むからか、
値段設定が高い。商売なんだなーとびっくりした。
むかし三越いまココリアの地下のほうが、いろいろ品数があって、
値段設定もまちまち。 ここが買いやすいのはどういう工夫だろうか。

私は歩いて買い物に行き、歩いて図書館に行くようになった。
歩くとたぶん、血液が生き返るはずだし、地球とカンケイができる。
コンクリートばっかりだけれど、土ってやっぱりいたるところにあるじゃないの。
図書館は厳戒態勢だが、予約本の手渡しはOKである。
多摩市のこの方針はリベラル派の市長なればこそと思う。
書物は自由や、健康保全や、現実逃避や、ユーモアや、生活上の工夫の宝庫である。

読書の習慣をまったくもたず、
日本語をカタカナまみれの英語?だらけにし、
あげくの果てが「アベノマスク」、
50億円かけてマスク2枚国民全員に配るとか言って、
世界の笑いものになった独裁者を首相にしたんだけど、
その結果を導いた選挙民の責任はホントにどうなる。

いったいどうしたら、「アベノマスク」を生む無知蒙昧や極端な主観主義から、
私たちはぬけだせるのだろうか?
子どもたちに、自由な判断で選んだ大量の読書を。
学校は義務ではなく権利でもって行くところなんですから、もともと。

どんなに長くかかっても、こういうすがすがしい基本にかえることが、
どん底であればあるだけ、日本人にはだいじなんじゃないでしょうか。