2020年5月5日火曜日

みっちゃんが来た!


おもしろいことに、みっちゃんが急にきた。
あと20分で着くからという。
ビックリ仰天、部屋に風を入れ、テーブルをかたづけ、床を掃除し、
まーなんと3月の末に慶応病院で逢ったきりだったのが、
久しぶりに逢えてうれしいことだった。
淑人さんとみっちゃんと、それから健が途中から加わって、
けっこうのんびり話ができたけれど、あわてて、せっかくなのに、
うどんを食べさせてあげられなかったのが、今ごろ悔やまれる。
最近の私が一番すきな料理がこれなのに。

たっぷりの出し汁(こぶ、煮干し、かつお節)をつくる。
そこに、市販の出汁と粗塩、醤油を入れて、味を調える。
うどんに、たっぷりの大根おろしと子葱のみじん切りをぶっかけて、
できれば柚子もかけて、
あつあつの出し汁で食べる。

これの良いところは、あっさり、さっぱり、しかも風雅なことである。
出し汁さえ作れば、あとは息子が作る、その手順もラクチンだし。
きっとふたりが喜んだはずだと思うのに。

「えーっ、なによ今から来るの、今から20分たつと着くの?!」
みっちゃんのライフワークだった家族新聞「すいとんの日」再発行 のための原稿を
玄関でうけとったら、すぐ帰るから心配しないでと言ってる。
「みっちゃん、この電話、クルマの中から掛けてるの?」
私はおかしくなってきて笑ってしまった。
淑人さんが、みっちゃんを叱らないでくれればいいと思ったけれど、
それはほんとに大丈夫だったからよかった。
ふたりとも、のんびりしていってくれたから安心した。

まーびっくり仰天。
コーヒーをいれたっきり、お菓子も出さず、うどんも作り忘れ、
それが、いまごろ夜中になっても悔やまれる。