2020年6月25日木曜日

春のおきみやげ

 
気がつくと、鶯(うぐいす)が私の家の前の土手の樹木のどこかで、
しばらく鳴いている。
京うぐいすの御所ことば、という老舗和菓子の宣伝みたいな俳句、
さあ上の句はなんといったか、6月もおしまいというのに、
なんて格調のあるきれいな、ほーほけきょ・・・、だったろうか。
春からとつぜん送られてきたプレゼントみたいとうれしい。

なんどもなんども囀ってくれるので、つい口笛で鳴声をまねしたら、
むりもないけど。鶯は なんの音もたてずに消えていってしまった。
せっかく、春のかみさまから、特別あつかいをしてもらったのにと、
残念がっても、もう遅い。
あーあ。不調法なのよね、いつもいつも。